理想の「ファシリテーションのファシリティ」についてがっつりお話しして考えたこと

cambridgeoffice_01 03_ファシリテーション文具案内

ファシリテーションが売り物のコンサルティングファーム、ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズさん、当ブログが気になる方だとご存じの方も多いのでは。私も社員の方の著書やブログなど拝見してすごいなー、書いてるなー、こういう感じに仕事やりたいよねーなどと思っていました。

そしたらなんと、そのケンブリッジさんのオフィス移転に関するディスカッションに呼んでいただきました。ブログやTwitterをご覧になって、ファシリテーションに適したオフィスを作るのなら「ファシリテーション文具エバンジェリスト」の話も聞くとよさそうだということで。いやあ変な肩書き、名乗っておくものです。

情報はオープンでOK! ということですので、そのとき考えたことを書いておこうと思います。楽しかったので長文です。
移転にあたっての背景は、白川さんのブログでどうぞ。

A university is not a building.あるいは僕らがオフィス移転をする理由:プロジェクトマジック:オルタナティブ・ブログ
大学の入学式で当時の学長から、こんな逸話を聞いた。 関東大震災の被災を機にキャン...

Neulandさすがです

私が呼んでいただいたのは「新しいオフィスでどういうファシリテーションの道具を備えるか?」というディスカッション。コンセプトや基本設計は決まっていて、壁の素材や備え付ける設備などを決めていくフェーズでした。例えば、壁をホワイトボードにするならどんな素材? マーカーは何を使う? みたいなことを「大物から小物まで」総合的に考えようという時間です。

結果からいうと、5時間ほどのディスカッションで決めるべきことは決まり、ケンブリッジさんらしいしつらえの方向性が出たように思います。ここに施工会社さんのプロの目線が加わって、そうとう使いやすくてステキなオフィスになるのではないかしら。「ステキ」というのは意識高くキラキラ、という意味ではなく、書く(描く)ファシリテーターにとって「漲る!」方向性ですね。というわけで思いっきり書きまくって、お掃除が楽で、というグッズをご紹介させていただきました。漲る文房具。漲る壁。

それにしても「こんなのないかなー、作る?」って考えた物がNeulandにはけっこう揃っています……やはり恐るべしNeuland(そして会社の備品として買うなら「あり得る!」お値段ということに気づきました)。
例えばこんなのとか(画像:NeulandPDFカタログより)。

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自分を知っていればいろいろうまくいく

たった半日参加して、こんなに楽しく決まるディスカッションができたのはなぜか? と帰りの新幹線の中で考えていました。

それはやはり、自分たちが新しいオフィスをどう使いたいのか? がすでに議論されていて、決まっていたから。それは、自分たちのワークスタイルが確立していて、しかも言語化されているからに他ならないからじゃないかと、それが今のところの結論です(いやもちろんファシリテーションもすばらしかった)。

悲しいことに、施設を作ってもあまり使われていない、作ってからどう使うか決める、なんなら放置、みたいなお話も界隈ではときどき耳に入ります。私は「よい道具は人の行動を決めてくれるから楽にやりたいことを実現できるよ」という主義ですが、それも「やりたいこと」があっての話。やりたいことがはっきりしていないのにいい道具を持ってもあんまり意味はないのだろうなあ。いい道具を使ってみたいからこれをやる、みたいなのも嫌いじゃないですけど、それは例外ですよね。

逆に、オフィス移転を考えるときはワークスタイルや自分たちの強みを改めて考えるいい機会になるのかもしれないですね。たぶん、従来と何かが変わった時に引っ越しを考えるのでしょうから。

個人的には目標がひとつ達成できたぞ

当ブログを立ち上げた理由のひとつに「ビジネスの現場で、場面に適した文具を使ってもらいたい!」という想いがありました。特に共同作業の場で、多くのビジネスパーソンが道具に無頓着なのがとても気になっていたのです。「必ず『プロッキー』をご用意くださいね」とお願いしているのに、油性マーカーを新しく買ってしまう、そんな世界はもう嫌だ。だから「こういう場面にはこういう理由でこの文具が向いているだろう」ということを発信したかったのです。

ケンブリッジさんはもちろんそんなレベルは超越していて、それでもなお「ファシリテーション文具のことを聞いてみよう」と思ってくださったわけで、ほんとうにうれしい限り。ケンブリッジさんがお客様にファシリテーションを伝えれば、いっしょによい道具も伝わるわけです。最高か。

今後も「モノ」を使って「いい世の中になる」ことをじわじわ考え続けよう、と思う一日でした。

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この項目は、2017年9月6日に旧ブログで公開した記事に加筆修正したものです。