いわゆるビジュアルファシリテーションやグラフィックファシリテーションの「元祖」といわれるデビッド・シベット氏のコンサルティング会社がGrove Consultants International(以下Grove)。
ファシリテーター、コンサルタントの派遣やトレーニング提供だけでなくビジュアルミーティングのテンプレートなどを販売しています。そして、オリジナルの水性マーカーも商品ラインナップに揃っているのです。

その名も「Charters® Markers」。

https://grovetools-inc.com/collections/all/products/charters-markers-set-of-8-assorted-colors (as of 18 Aug 2019)
それにしても海外からの取り寄せはNeulandといい、送料がたいへんです。この記事を最初に書いたときは175.88ドルからだったので、だいぶ手頃にはなりましたが……(手頃?)。
そんなCharters Marker、実際使われてているところを見るとなかなかあこがれます。
例えばこの動画をご覧ください。描いているのはデビッド・シベット氏です。
平芯(この場合は斧型?)の短い方の角っこ(動画ではheelと言っている)を使うなんて、その発想はなかった。プロッキーやNeulandでもこの使い方はできるのですが、ニブがGroveより少し短いのでこれほどうまく行かないのです。
私個人は2年前のFAJ関西支部イベントでレイチェル・スミス氏のワークショップに参加して、それ以来気にかかっていたマーカー。思えば叶う? ものです。Groveのトレーニングに参加した方からお土産でいただきました。
底面に三角のスタンド? がついていて、自立します。これは他のどのマーカーにもない特徴(でも、立てていたらインクがかすれてしまうではないですか……)。転がりにくくするためのものなのでしょうか。
全8色、描画線はシャープです。heelで描くって、こういう発想なのかも。Sharpieよりずっと濃い色で描けていいですね。もちろん裏写りしません。さすが元祖発のファシグラマーカー。タッチが固めなので、紙用マッキー好きの方はたぶん好きだと思います。
ペン先は他のマーカーとの比較でご覧くださいね。
今回のお試しで、ペン先によって描く絵や字のテイストが変わることが実感できました。このマーカーだと英語で書きたくなるし、アイコンもGrove風のものが描きたくなります。