ホワイトボードシートってどうよ、と思ったので調べてみました

ホワイトボードシート 03_ファシリテーション文具案内

当ブログがファシリテーションの可視化ツールにホワイトボードを真っ先にお勧めする理由は、「だいたいどんな会議室にも備えられている」からです。しかし「だいたい」ということは、ホワイトボードのない会議室もたまにあるということ。私もそんな会議室(と呼んでいいのか)にあたったことはたしかにあります。

そんなときは模造紙やイーゼルパッドで代用しますが、やはり「書いて消す」ことができるホワイトボードにはかなわないと実感しています。人前で何かを書くことに抵抗のある方も多い中、書いたものを消せないのはそうとうなプレッシャーになるようです。簡単に消すことができるホワイトボードの特性が、書くことのハードルをぐんと下げていると思うのです。

ならば、臨時にしつらえる「ホワイトボードシート」はいかがでしょうか?
この分野、商品はいろいろあるのですが、今回はおなじみの文具メーカーの商品をいくつかピックアップしてみました。表内の商品名をクリックすると、メーカー公式サイトの商品紹介に飛ぶことができます。

販売元3Mジャパンセーラー万年筆コクヨS&TコクヨS&T
商品名ポスト・イットホワイトボードフィルムどこでもシートピタボマグボ
貼り方粘着式静電気吸着式マグネット
おすすめの設置方法頻繁には張り替えず、一カ所に設置する。移動は難しい一時的に貼り付け、その都度取り替え(数回は利用可能)基本的には一カ所に設置するが、移動も可能スチール面であれば移動が容易
マグネット使用不可不可
税別価格(最も安い商品)¥9,950¥3,500¥3,800¥2,700

ひとくちに「ホワイトボードシート」といっても、その特性は大きく異なっています。一時的使用が目的の商品もあれば、施工費用や時間を節約しつつ恒久的に利用することを狙う商品もあり。使用感やスペックについて(類似品も含めて)簡単にご紹介したいと思います。

ポスト・イット® ホワイトボードフィルム

おなじみ3Mのホワイトボードシート。ポスト・イット強粘着の接着剤を使った粘着面になっており、貼ってはがせると言われていますが、実際には貼り付けた後に動かすのはあまり簡単ではないそうです。この商品の狙いは手軽に施工することで、どちらかと言えば位置を決めて貼ったままにしておくの商品だ、と3Mの中の人からお伺いしました。

書き心地は普通のボードと変わりません。スムーズに書き消しできました。

どこでもシート

当ブログでは初登場のセーラー万年筆。なぜか、セーラーはドイツからシートを輸入して「どこでもシート」という名で発売しています。とてもセーラーっぽい(褒めてます)。
これは静電気で貼り付けるタイプ。ロールペーパーのようにミシン目が入っており、好きな長さに切って使うことができます。

ホワイトボードシート
ホワイトボードシート

静電気ってどうなの? 貼りつくの? と心配になりますが、基本的には大丈夫。マーカーで描く程度の筆圧ならばしっかり貼りついています(壁面やシートじたいの状態には左右されます)。ただ、消す時にイレイザーの動きででよれがちなので、テープを補助に使うことが多いです。私は筆圧も消す圧も強いので特にそう感じるのかもしれません。

ホワイトボードシート

とはいえ手軽ですから、「一時的に使うホワイトボードシート」といえばまずはこのタイプ。セーラー以外にも、「コーワライティングシート」なども同じタイプです。

ピタボ

こちらは盤面にマグネットを貼ることができる商品です。普通のホワイトボードと変わらない感覚で使えそうですね。壁には吸盤のようなしくみで貼りつくそうです。これは使ったことがないのでなんとも言えないのですが……マグネットが使えるのはほんとうに画期的ですよね。

マグボ

これはシートそのものがマグネットになっていて、スチール面に貼って使うものだそうです。某市役所のホワイトボードは(お邪魔した限りでは)このタイプが多く使われていました。

マグネット式はほぼ固定式だけれども必要な時に動かして使えるのが利点です。と言いたいところですが、マグネットシートそのものにかなり重みがあるため、動かすのはかなり難しかったです。やはり施工が簡単なボードとの位置づけで考えるとよいかもしれません。
また、普通の据え置き型のホワイトボードよりは傷がつきやすい印象があります(商品によるとは思いますが、スチール板とマグネットシートではやはりベース材料の堅さが違いますね)。

こうしてみると、静電気方式以外の商品はシートと名乗ってはいても、やや設備系という感じがします。純然たるノマドなシートは静電気式、ということになるでしょうか。

結論

ここまで書いておいてなんですが、ホワイトボードが一時的に足りないシチュエーションでは、たいていホワイトボードをレンタル可能ではないでしょうか? イベントや大会議のときに需要があると思うのです。やっぱり据え置きやスタンド型の、ふつうのホワイトボードにはかなわない。というわけで、一時的な利用には……

ホワイトボードのレンタルが超おすすめ(結局それか!)。

この項目は、2016年10月11日に旧ブログで公開した記事に加筆修正したものです。