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備え付けホワイトボードマーカーを何の疑いもなく使ってはいけない

備え付けホワイトボードマーカーを何の疑いもなく使ってはいけない

このたびの「ファシリテーショングラフィック講座」では参加者のみなさんに書き比べしていただくつもりで、何種類かのマーカーを持って行きました。

https://facigraworks.hatenablog.com/201602_fgseminer/facigraworks.hatenablog.com

ラインナップは以下の通り。

■パイロット ボードマスター 中字平芯

愛用品です。ボードマスターのことなら半日は語れる。

■ぺんてる ノックル ボードにフィット

このブログでも以前ご紹介しました。

https://facigraworks.hatenablog.com/pentel_knockle/facigraworks.hatenablog.com

■三菱鉛筆 お知らセンサー(中字丸芯)

わりあいよく採用されているのが三菱鉛筆の「お知らセンサー」。中綿式ですが比較的濃くはっきりした線が書け、さらにインク窓で替え時が表示されるという優れものです。いろいろな場所で採用されているのを見かけます。 「お知らセンサー」はとてもよい商品なのですが、今回は「中字丸芯を会議で使うのって、どうなの?」という投げかけが目的で持参しました。

その他に今回会場で備品としてお借りしたカウネットのオリジナル(カウネットだからコクヨ製なんでしょうか)やパイロットの中綿式と書き比べ。

カウネットのマーカーは中綿式・中字平芯。

www.kaunet.com

パイロットのはこれ。こんなマーカー、よく見るでしょう?

会場備品以外はほぼ新品を使用しています。見比べてみてくださいね。

ホワイトボードマーカー書き比べ

「ボードマスター極太」が目立ってますけど、今回はその他のペンに注目。

中字丸芯はなんだか見えにくい。同じ中字でも「ノックルボードにフィット」は筆ペンのようなソフトペン先なので太字相当の字幅になり、なかなかの視認性。「ボードマスター中字平芯」ははっきりくっきり。

字の大きさもペンの太さによって変わってしまうのがお分かりでしょうか。 はっきり濃い字で書かれていなければ、話し合いのメンバーにせっかく書いたものが届かない! そう考えると、中字丸芯はファシリテーショングラフィックにはあまり向いていないかも。メンバーが多くなればなおさらです。逆に、ある程度の文字幅さえあれば中綿式でも使用に耐えるということもわかりました。

COMMENT ホワイトボード・ミーティング®のように情報量を必要とするメソッドでは、細めのマーカーが向いている場合もあります。

書くことで会議をどうにかしたい、と思っているレジスタンス諸君(?)はぜひ、マイマーカーを持ち歩いてみてください。黒・赤・青の3色あれば十分です。組織で備品選定担当の方は、次の発注からちょっと工夫してみませんか? きっといいことあります。

INFO この項目は、2016年3月8日に旧ブログで公開した記事に加筆修正したものです。
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