EuViz2018で発表されたNeulandの新作、もう一つ目を引いたのは「Metallic」。その名のとおり不透明でキラキラする顔料入りの水性インクです。

Access denied
この色のラインナップ。私の貧困な発想ではメダルを描くくらいしか思いつかない……。



このマーカー、黒に映えますね。AcrylicOneもいっしょに使って黒い紙に書くと存在感がありそうです。


イベントのグラフィックレコーディング向きかな、と思っていましたが、『Generating Scribing』の著者・Kelvy Birdはダイアログセッションで黒い紙を使っていて衝撃的でした。

このMetallicOneは必ず寝かせて保管するように、と購入時に念押しされました。立てて保管すると顔料が偏って使えなくなってしまうからです。けっこう繊細な製品のように思えますね。リフィルインクも売っているけれど、こっちの保管はもっと気を遣いそうです。
日本で買いやすい類似製品はステッドラーのメタリックマーカーペンだと思いますが、いかんせん字幅が最大2mmですからファシリテーション文具としては用途が限定的。NeulandのメタリックはNo.Oneだけとはいえ、これはプロッキーの太い方と同じ字幅なので充分です。BigOne(最大12mm)も欲しいけど、技術的に難しいんでしょうか……でも夢が広がりますね。
黒い模造紙は日本でも比較的安価に入手できそうです。
黒ベースの魔女・二日目の基調講演&セッションのファシリテーター、Kelvy Bird(ケルヴィ・バード)。このGenerative Scribingがテーマでした。著者にオットー・シャーマーの名前も見えるとおり、U理論をベースとした書籍です。
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KelvyはAcrylicOneやホワイトボードマーカーのインクを使っているようです。混色も豪快。