ファシリテーション文具2018〜ツールは場へのギフトである

faci-sta2018_01 03_ファシリテーション文具案内

この記事はグラフィックレコーディング Advent Calendar 2018に参加しています。

グラフィックレコーディング Advent Calendar 2018 - Adventar
# 記事を書こう! グラレコの1年間の振り返りや、普段考えてることや気づきなど もちろんファシグラや図解など可視化技法は問わず グラフィックのことなら書く内容はなんでもOKです! 可視化活動を最近始めた・知った人、続けている人、 描く人・描かない人・ちょっと興味ある人、 ワークショップでやってみたよ...

今年もいろいろありまして、まだいろいろある途中ですが、おかげさまでアドベントカレンダー用に記事を書くことができました。まことにありがとうございます。この記事で年内終わりにはしたくないのですが……。この一年を振り返って、ファシリテーション文具と当ブログの原点を考えたいと思います。

ミッションというか謎の義務感というか

ファシリテーションをそれと自覚して実践し始めて、5年くらい経ちます。その経験の中で「人前で書くのって、どうやら意外とエネルギーを消耗することらしい」という実感が日に日に強くなっています。確かに、私も初めて「ファシリテーショングラフィック」として模造紙にプロッキーで軸をとったとき、持っていたシャーペンで下書きしようとしたものね! だって、小学校の発表とか「○○新聞」とか模造紙で作るとき、下書きしましたよね?

多くの人にとって、「ファシリテーションのための可視化」はハードルが高い。読める字を書かなきゃ、なんだか恥ずかしいな、思った通りにペンが動かないぞ、インクがないぞ、変な目で見られないかな、インクが裏移りしないかな、この使い方でいいのかな……などなど、やっぱり気になるものだと思います。そもそも字にコンプレックス持っている人は多いし、ましてやみんなが見つめる中で絵を描くなんてとんでもない。

ですよねー。私も字や絵にコンプレックスありまくりですよ!

https://ltd-ing.sakura.ne.jp/WP_01/wp-content/uploads/2018/12/faci-sta2018_03-456x600.jpg

ただ、その悩みは適切な道具を使うことで、半分くらいは取り除けると信じているのです。書くことに消耗している脳のリソースを議論や対話に振り向けて、本来の目的を達成してほしい。だからこのシチュエーションではこんな道具がありますよ、使いにくいと思っているあの道具はこれだけバリエーションがあるから試してみませんか、そういうメッセージを伝えたくて、このブログを始めたのでした。ふだんはめんどくさくて「いやープロッキー好きすぎてブログ書いてます」って言うんですけど。笑

一点まじめなことを言うと、だからこそ当ブログはどんなにグラフィックレコーディングやスケッチノートに寄ってきても「文具案内」であって「画材案内」ではないのです。「画材」は中学校以来使っていない人もいるけれど、「文具」を全く使わない人はレアケースでしょう。描くファシリテーションはどんなに派手でも”アート”ではないと伝えたくて、Neulandも「文具」と言い張っています。

場を、道具を調えることは関係者へのギフトである

今年の3月、ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズさん新オフィスお披露目座談会でそのようなことをお話させていただきました。

「ファシリテーターの殿堂」な新オフィスお披露目座談会に登壇したらカオスで最高でした
昨秋、ファシリテーション文具/設備選定のお手伝いをしたケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズさんの新オフィスが完成し、お披露目座談会になんと登壇者として呼んでいただきました。スピーカー三者三様のファシリテーション哲学に触れる、カオスな夜でした。

faci-sta2018_03

座談会で利用したこのマトリクスは「物理的な場や、道具へのこだわりがありますか?」を示したもの。青が私です。
私は非正規・補助的な立場で働くことがほとんどなので、そもそも場や道具を完璧に調えることはほぼ不可能です(書けないホワイトボードマーカーを隠すくらいかな……捨てられないので、隠すのです)。その中でどうにかするので、場や道具にこだわっている場合ではない。

ただ、自分がコントロールできる範囲ではそこに最大限こだわりたい。それは関係する方へのギフトだと思っているのです。ストレスを最小限にして、成果を持って帰ってもらいたいし、ある意味「魚の釣り方」をお教えすることでもあるように思います。

Graphic Recorders! あなたのファシリテーションを始めよう

ファシリテーションスキルの中では「書く(描く)こと、可視化すること」って、実行の難易度に比べて効果が非常に高いんです。だからもっともっと多くの人に実践してほしいと切に願っています。バリキャリでもなく、デザイナーでもなく、ソーシャルなんとかなことやっているわけでもない地方のおばちゃんとしてできること、それは誰でもすぐに実践可能な、ちいさなナレッジを発信し続けることなんだろうなと思っています。そのためには、プロッキーが何であるか、なぜ100均ふせんではなくポスト・イットなのか、まずそこからなのでしょう。

そして2019年の野望は「みんな大好きなツールの話をきっかけに、ステキな、新しいタイプのファシリテーターが増えますように」です。笑。これだけグラフィックレコーディングの裾野が広がってきたので、そこからいろんなタイプの「可視化が得意なファシリテーター」が増えると世界が幸せになる気がするのですよね。

というわけで、これからは「モノ」だけじゃなく、モノを媒介にしたファシリテーションのTips的な記事も増やして行きたいと思っています。まず型から入って、あとからマインドがついてくるのもけっこう悪くないですよ。いっしょに勉強しましょう!

そして文具メーカー様、いっしょに何かやりましょう! ファシリテーション文具は湯水のように消費してなんぼなので、うまく使い方提案すれば量が出る&リピート率高い分野です(環境面やデジタル対応も考えたいところですが)。よろしくお願いします、とわりと本気で言ってます!

Advent Calendar参加記事の一覧

ファシリテーション文具2018〜ツールは場へのギフトである
2017年のニュースはNeulandのニューズレター

タイトルとURLをコピーしました