簡易型のホワイトボードシートについては過去にも記事を書きましたが、ISOT2017では「Magic Whiteboard」という製品を発見しました。ブースに燦然と輝く「私♥日本」。きっと「I♥NY」的なアレですね。あるいは「Superdry 極度乾燥(しなさい)」的な。こちらの会社、その名もMagic WhiteboardさんはUKの会社なので気にしない。
静電気で貼り付けるため「フリップチャートスタンドいらず」がこちらの製品のウリ。方眼罫入りのシートが用意されているところがフリップチャートを意識している印象です。
会場で描かせていただきました。
この手の製品は描いたり消したりするときにシートがよれてしまいがちなのですが、Magic Whiteboardはしわにはなるものの、ずれてしまって使いにくいということはありませんでした。
もちろんブースの壁素材が静電気式に適した素材ではありますが、製品じたいがけっこう優秀なように感じました。いただいたサンプルで試したところ、自宅の凹凸がある壁紙にもかなりしっかり貼りつきました。
正直、競合品である「セーラー どこでもシート」や「コーワ ライティングシート」と比較してすごくいい! というわけではありません。貼りつく強さや、文字を消した後の跡残りが少しよいくらいです。それでいてお値段はAmazon.co.jpでは法外に高い(国内に正規代理店がないためと思われます)。
ただ、Magic Whiteboardで特筆すべきは、競合品にはないA0サイズ(1200×900)が揃っていることだと思います。ファシグラの盤面は大きければ大きいほどよいと信じている私は、このサイズを推します! 日本でお手軽に使えると面白いと思いますので、販売会社さんぜひ。
もう一つ面白いのは「簡易ブラックボード」があることです。
その名も「Magic Blackboard」。
Magic Whiteboardはdry erace(一般的なホワイトボードマーカー+から拭き)で使いますが、こちらはwet wipe方式。不透明の顔料マーカーで描いて、ウェットティッシュなどで拭くタイプですね。
会場ではシヤチハタの海外仕様製品で描きました。「Artline Massimo」といって、日本で売られているマーカーだとピグマックスに近い感じがしました。もちろんポスカはよく合うと思います。
拭き取りはアルコール入りのウェットティッシュ(これもUKからの持ち込み品)を使いました。ノンアルコールでも消えると思うけど、アルコール入りが確実でしょうか。
さて、今回のISOTでは商談がまとまったのでしょうか……大判とかブラックボードは今のところ日本で入手しにくいので、選択肢として入ってくるとと面白い製品だなーと思います。
競合品については以前の記事をどうぞ。

参考まで、とてもお高いAmazon.co.jpのリンク。見るだけでどうぞ。
この項目は、2017年8月20日に旧ブログで公開した記事に加筆修正したものです。