以前「Magic Whiteboard」という静電気で貼ることができるフィルムタイプのカード? ふせん? シート? について記事を書きました。


商品特性からすると「ふせん」という名前は少し違うような気もしますが、このような樹脂フィルム性のくっつきメモを当ブログでは便宜上「静電気式ふせん」と呼ぶことにします。
Magic WhiteboardにNeulandのEstaticsと海外製品が多いなか、今回ご紹介するのは日本でも普通に買える「magnetic NOTES」。
製品にはMade in Finlandとの表記があります。もしかしてNeulandのEstaticsと同じものかもしれません。

色のついた表面は一般的な筆記具が利用可能。
油性マーカーやボールペン、鉛筆などが合いそうな書きごごちでした。プロッキーやぺんてるサインペンなど、インクの量が多いマーカーは乾くのに少し時間がかかるように思います。
写真はわざと手でこすって、インクの流れを見ています。ファシリテーション的には、ふせんは手で持って動かすものなのでスピーディにインクが乾くかどうかは重要です。
裏面はホワイトボードマーカーを使うことができる、という触れ込みです。
ボードマスターSでは少しにじみが見られましたが、書いて消してはなかなか快適。
ふせん性能として大事なのは「くっつき力」。吸着力とでもいえばいいのでしょうか。
我が家のような一般的な住宅用壁紙には少しくっつきにくいですね。しばらくすると重みでズレてしまいました。ホワイトボードやオフィスのスチール間仕切りなどではうまく使えそうだと思います。実際、すいすい動かせて快適という声も聞きました。
注意したいのはこの製品「パラパラ禁止」だということ。手遊びでついパラパラ漫画的にパラパラー、ってしそうなのですが、それをやると静電気が弱くなるそうです。あーやってしまいそう。
これは従来型の紙のふせんとはまた違った発想で使うのが面白いのではないかと思いました。バランスボールみたいなもの、曲面に貼ってみるとか。また、樹脂製品ならではの「透明」はまた別の楽しさもありそうです。
ともあれ湯水のように使うことはひとつコツになるかもしれません。Mサイズ(100mm×70mm)が100枚で800円なので、なかなかセレブなワークショップ感ありますが。Lサイズに至っては一冊1700円……。