静電気式のふせん、もう少し考えてみよう:magnetic NOTES

magnetic notes 03_ファシリテーション文具案内

以前「Magic Whiteboard」という静電気で貼ることができるフィルムタイプのカード? ふせん? シート? について記事を書きました。

ISOT2017:UKから黒船来る?「Magic Whiteboard」を試してきました
ISOT2017で、静電気で貼り付ける方式の簡易型ホワイトボード「Magic Whiteboard」を体験してきました。すでに競合品もある分野ですが、はたしてUKからやってきたこの製品はどのようなものでしょうか。
ISOT2017:Magic Whiteboardをじっくり試す。静電気式のふせんについて。
ISOT2017でサンプルをいただいてきた静電気式のホワイトボードになるシート「Magic Whiteboard」。ホワイトボードマーカーで描いたり、住宅の壁に貼ったり、100円ショップの競合品と比べてみたり、いろいろ試しました。

商品特性からすると「ふせん」という名前は少し違うような気もしますが、このような樹脂フィルム性のくっつきメモを当ブログでは便宜上「静電気式ふせん」と呼ぶことにします。

Magic WhiteboardにNeulandのEstaticsと海外製品が多いなか、今回ご紹介するのは日本でも普通に買える「magnetic NOTES」。

魔法のふせん magnetic NOTES

製品にはMade in Finlandとの表記があります。もしかしてNeulandのEstaticsと同じものかもしれません。

同じものでした。リトアニアのTesla Amazingという会社(スタートアップっぽい)が作っている製品です。詳しくは新しく書いた記事をどうぞ。
三たび、静電気式のふせんについて考える
当ブログで何回か取り上げている静電気式のふせん(くっつきメモ)。使い途を持て余してしばらく死蔵していましたが、いくつかの事例を経験してようやくなにか面白いことができるのではないかと行き当たりました。アジャイル開発にも使えるらしい……?

色のついた表面は一般的な筆記具が利用可能。

magnetic notes

油性マーカーやボールペン、鉛筆などが合いそうな書きごごちでした。プロッキーやぺんてるサインペンなど、インクの量が多いマーカーは乾くのに少し時間がかかるように思います。

写真はわざと手でこすって、インクの流れを見ています。ファシリテーション的には、ふせんは手で持って動かすものなのでスピーディにインクが乾くかどうかは重要です。

裏面はホワイトボードマーカーを使うことができる、という触れ込みです。

magnetic notes

ボードマスターSでは少しにじみが見られましたが、書いて消してはなかなか快適。

ふせん性能として大事なのは「くっつき力」。吸着力とでもいえばいいのでしょうか。
我が家のような一般的な住宅用壁紙には少しくっつきにくいですね。しばらくすると重みでズレてしまいました。ホワイトボードやオフィスのスチール間仕切りなどではうまく使えそうだと思います。実際、すいすい動かせて快適という声も聞きました。

注意したいのはこの製品「パラパラ禁止」だということ。手遊びでついパラパラ漫画的にパラパラー、ってしそうなのですが、それをやると静電気が弱くなるそうです。あーやってしまいそう。

これは従来型の紙のふせんとはまた違った発想で使うのが面白いのではないかと思いました。バランスボールみたいなもの、曲面に貼ってみるとか。また、樹脂製品ならではの「透明」はまた別の楽しさもありそうです。

ともあれ湯水のように使うことはひとつコツになるかもしれません。Mサイズ(100mm×70mm)が100枚で800円なので、なかなかセレブなワークショップ感ありますが。Lサイズに至っては一冊1700円……。

この項目は、2017年11月13日に旧ブログで公開した記事に加筆修正したものです
タイトルとURLをコピーしました