ノートタイプで持ち運べるモバイルホワイトボード「nu board」と「Butterfly Board」の付属ホワイトボードマーカーについてまとめてみました。
nu board
- 各タイプとも、付属マーカーはパイロットの「ボードマスターS ・極細」です
- 以前はパイロットの中綿式ホワイトボードマーカー極細・小型のイレイザー付きタイプが付属していました。その後イレイザー付きはパイロットで廃盤となり、その頃から付属品はボードマスターSになりました

- 新書版FME(ファイン・マーカー・エディション)にはnu boardホワイトボードマーカーが付属しています
nu boardホワイトボードマーカーはステッドラーのLumocolor correctableという非常に字幅の細いマーカーにnu boardのネームを入れたものです。ステッドラー日本法人で正式に取り扱ってはいないようです(輸入品をAmazonなどの通販で購入することは可能)。グローバルのサイトではuniversal markerというカテゴリに分類されています。

「Correctable=修正できるマーカー」という位置づけですので、一般的なホワイトボードマーカーとは少し性質が異なります。マーカーの尾部についているイレイザーでごしごし、とこすり取らないと字が消えません。その名の通り「書いておくことが基本、修正”も”できるよ!」という位置づけでしょうか。
消してみた盤面はこのようになります。
nu boardホワイトボードマーカーは一般的なイレイザーでは消えませんが、広い範囲を消したいときは水拭きすればOKです。nu board中の人のツイートを引用します。
nu boardホワイトボードマーカーについて誤解があるようです。小さな部分を消すにはペン後ろのイレーザーを、広い面積を消すには水拭きしてください。アルコール分などは特に必要ありません。
— kumita-joj (@kumita_joj) 2018年5月16日
Butterfly Board

- 初代にはパイロットの「ボードマスターS・ 極細」が付属していました
- Butterfly Board2にはオリジナルの極細ホワイトボードマーカー(日本製、メーカー不明。商品名は「ホワイトボードペンシル」)とイレイザー用の小さなクロスが付属しています
- 黒は字幅が2種類あります。言うなれば細字(1.0)と極細(0.5)でしょうか。どちらも一般的なホワイトボード用インクです
0.5は非常に細く、1.0はやや太字というイメージです。
マーカーだけを購入する場合、4本セットが単位となります(セット990円)。
パイロットのホワイトボードマーカー極細・小型が1本100円ですから、割高感は否めません。

蛇足ですが、当然付属のクロスだけでは大きな面積を消すときには不足なので、別途何かをご用意されることをお勧めします。
例えば、職場に常備している私のモバイルホワイトボードマーカーセット。マイクロファイバークロスとボードマスターSを三色、ポーチに入れてあります。席を離れるときにはボードとこのポーチをつかんで行くわけです(ボールペンも入れてあるのは、たまに忘れるから)。
モバイルホワイトボードに使いやすいマーカーはどれだ
A4判のホワイトボードに、細めのマーカーで書き比べてみました。
一般的なインクの製品では、Butterfly Boardの0.5がもっとも細い字となるようです。
パイロットの中綿式極細はスペックとしては0.5〜0.7となりますが、実感としてはバタフライボード用0.5もパイロットの極細もそう大きく変わらない印象です。
nu boardホワイトボードマーカーはもっとも繊細な文字が書けますが、インクが特殊なので必要に応じて選んでください。
ホワイトボードマーカーに限らず、消耗品のファシリテーション文具はとにかく惜しまず使うことがカギですから入手しやすさ(販売店、価格)は非常に大きな要素だと当ブログでは考えています。また、可視化する内容によっても盤面と筆記具の組み合わせは変わるので、セットにこだわらず「どういった用途で使うのか」「買ったときと使い方が変わっていないか」といった観点も合わせてマーカーとの組み合わせを考えたいものです。
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