身近な会議室に備え付けられているホワイトボードマーカーの色バリエーションはどのくらいでしょうか。
だいたいは、黒・赤・青の3色でしょうか。もしかすると、3色あるって優秀なほうかもしれませんね。黒と赤だけとか、場合によっては赤しか置かれていないなんてことも珍しくありません。
日本国内でふつうに流通しているホワイトボードマーカーは黒・赤・青・緑・橙の5色。このセットを揃えているのがパイロットの製品なので、どこでもわりあい入手しやすいと思います。逆に「パイロットしかこの品揃えをしていない」ともいえるのですが……。国内メーカーでオレンジがあるのは、あとはキットパスくらいじゃないかなあ。キットパスはちょっとポジショニングが特殊ですよね。

多くの国内メーカーは黒・赤・青(プラス、あって緑)というラインナップなので、まあ3〜4色あれば事足りるという考え方なのかもしれません。そういえば、先日「スタイルフィット」に入れる5色を一所懸命考えたら結局ボードマスターの配色になったので、これで必要十分な気がしますね。
世界に目を向けると、ホワイトボードはもう少しカラフルなようです。
例えば、以前ご紹介したステッドラーのホワイトボードマーカーは、基本5色に加えて紫もセットになっています。

先だって訪れたマレーシアでは、なんとシヤチハタの紫とピンクも発見しました。
この色、国内では売られていないんですよねえ……。

なんとなく、世界はもっとカラフル。
ならば、というわけで、カラフルなファシグラマーカーの最高峰・ドイツのNeulandからホワイトボードマーカーを購入いたしました。
その数なんと13色。
とってもカラフルでテンションあがる! のですが、写真内のボードにも書いているように字としての視認性が「それはどうなの」という色もありますね。特筆すべきは青系のバリエーションでしょうか。なんとなく、このこだわりがヨーロッパっぽい気がします(万年筆からの思い込み)。
先日は看板を描いてみました。
やっぱりイラスト向きということでしょうか。ちなみにこの看板、Instagramのアイコンが好評でしたが、実は国内で買えるマーカーだけでも再現可能ではあります。
で、結論ですが。
「今夜も生でさだまさし」のホワイトボードって、5色だけで描かれてるんですよ。普通のホワイトボードマーカーだけで、あのクオリティなのです。

ホワイトボードマーカーって、インクの消費も激しいし……国産で充分です、とここでは申し上げておきます。
↓ 5色どうぞ。