ファシリテーション文具案内

ビジュアルファシリテーション/グラフィックレコーディング/ファシリテーション文具案内

MENU

スケッチノート:ボブ・スティルガーさんのフューチャーセッション

スケッチノート:ボブ・スティルガーさんのフューチャーセッション

さる11/3、国立明石工業高等専門学校で行われた「瀬戸内圏フューチャーセッション@明石」に参加してきました。 私の目的は、フューチャーセッションの経験を増やすこと。もちろん、明石の未来を考えるというコンテンツにも興味を惹かれました(実はちょっとだけ明石育ちなのです)。 会場の明石高専共同教育センターはとってもすてきな空間! 私は2回目の訪問ですが、会場は重要だなといつも思います。

明石高専共同教育センター

ファシリテーターはボブ・スティルガーさん。 『未来が見えなくなったとき、僕たちは何を語ればいいのだろう――震災後日本の「コミュニティ再生」への挑戦』の著者、「対話による未来創造の第一人者」と言われる方です。フューチャーセッションについて調べていくと必ずお名前を見かける方、どんな方なんだろう…と興味津々でした。

ボブさんはあまりたくさんのことは語らず、その場を観察しているようでした。それは言語の問題ではなく、そういうスタイルなのだろうなぁと思いました。でも、とてもフレンドリーなおじさんでした(笑)。そして、あ、ここだ、っていうところで声をかけるのです。 出た。また、場を見つめているファシリテーターだ。場作りに必要なことは、いったい何なのでしょうか。うまく言語化できなくてもどかしい。

ところで、今回は小中学生がたくさん参加していました。この日の最年少は8歳。子どもたちは問いに、他の人の意見に、とても敏感に反応していました。 彼らは、やりたいことや意見をたくさん持っていました。でも、なかなかそれを発表してくれない。個別に質問を繰り返していくとたくさん話してくれるのですが、大勢の前ではなんだか照れがある感じ。もしかしたら、「発表」ということばがあるから、学校での発言のフォーマットにとらわれていたのかもしれないな…と後から感じました。 その枠を外してあげることができれば、そして大人が適切に問いかければ、ちゃんと「使える」「できる」意見が出て来るのです。 問いかけや勇気づけ(アドラー的な?)の仕方を工夫すると、子どもと一緒に作り上げられるものが増えるかもしれません。みんなが当事者になれること、それがフューチャーセッションの醍醐味なのかもしれません。

↓これはグループで話し合っていたときの、私のメモ。「雨ですよー」って呼びかけあえるようなコミュニティ…という話は、高専の学生さんから出てきました!

スケッチノート

この日のグラフィッカーは私の敬愛する玉有朋子さん(´∀`) いつもながら意見をしっかりとらえ、楽しく書きとめるそのファシリテーショングラフィックはとても参考になります。書き終えたあと、「楽しかったー!」っておっしゃるのです。 そう、いい話し合いをしっかり書きとめられると、楽しいんですよね! 私もそうありたいものです。

INFO

この項目は、2015年11月07日に旧ブログで公開した記事に加筆修正したものです。

© 2015-2023 ファシリテーション文具案内.