いわゆるファシリテーションの技法はアメリカ発祥のものが多いですし、フリップチャートに書きまくる! というのもアメリカっぽい気がします。私がイーゼルパッドを初めて見たのも、アメリカ系企業日本法人でのことでした。
そんな思い込みを前提に進める今回の投稿は、ならばアメリカのファシリテーション文具ってどうよ、というテーマです。
用紙のほうはフリップチャートやそれを発展させた3Mのイーゼルパッドなど、アメリカ感の強い製品が揃っていますが果たしてマーカーはどうでしょうか。マンハッタンのSTAPLESでは「それっぽいもの」見つけられなかったんですけど……。

と思っていたら、実は身近な某所にありました。「Sharpie フリップチャートマーカー」。使いかけですが、珍しいのでもらい受けてまいりました。
Sharpieは(おそらく)アメリカでの油性マーカーNo.1ブランド。その水性バージョンということは「アメリカンマッキー」と言ったほうがいいのかもしれません。そしてアメリカの(水性)ファシグラマーカーとして普通に手に入るものは、たぶんこのSharpie一択になりそうです。STAPLESの通販サイトで「Water based marker」と検索しても、ファシリテーショングラフィック用になりそうな製品はこのSharpie フリップチャートマーカーのみといってよい様相。
もともと中古品なので製品の評価がしにくいですが、インクについてはごく普通の水性マーカーという感じです。ペン先も丸芯(Bullet)で、特筆すべきことは特にありません。
使いかけのせいかペン先がしゃりしゃりしているというか、毛羽立っているというか(ペン先の繊維の先端がしっかりまとまっていなくて、ほぐれていると思われます)。レビューそのものは保留ですね。
こうやって長くつなげられるのはおもしろい(用途外使用)。
ところで、アメリカといえばGrove Consulting International(『ビジュアル・ミーティング』著者のデビッド・シベット氏の会社)ではオリジナルの平芯マーカーを売っています。これがアメリカ最高峰のマーカーなのかな。しかし8本で23ドルって、なかなかのお値段ですよね。

