スケッチノートや小さなグラフィックにおすすめ:ステッドラー ピグメントライナー(斧型)

staedtler_pigment_01 03_ファシリテーション文具案内

いわゆるスケッチノートに向いた主線用のペンは何か、という話題です。
A3用紙でのグラフィックレコーディングで使用したペンの話を先日書きました。

A3用紙でグラフィックレコーディング:効果とツールの試行錯誤
イベントで初めて経験した、A3用紙へのグラフィックレコーディング。描き方や選ぶツールに少しコツがあるようです。初めてなので試行錯誤しつつ、パイロットのレタリングペンを使って主線を描きました。

その際ご紹介したのはこの二つ。

三菱鉛筆・プロッキー細字+太字 の細い方

プロッキー|プロッキー|三菱鉛筆株式会社
三菱鉛筆 プロッキーの一覧です。

パイロット レタリングペン(3)

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CIVIC TECH FORUM2016の時点では「ペン軸の首部分と手が半端なく汚れるものの、平芯で表情がつくレタリングペンがよい」と結論づけていました。
しかし、その後もっとよいマーカーを発見しました。

その名も「ステッドラー ピグメントライナー(斧型)」。

ピグメントライナー
ステッドラー日本公式サイト。文具・製図用品・画材を取扱うドイツの文具メーカーです 。

斧型!

ピグメントライナーはいわゆるミリペンの類いで、ピグマやコピックマルチライナーなどと同じような位置づけの商品です。一般的なミリペンは丸芯と筆ペンだけがラインナップされていることが多いですが、このピグメントライナーには平芯が用意されているのです。

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しかも、先端が斜めに切ってあるのは非常に珍しい。一般的に、平芯はカリグラフィ用の位置づけなので先端はまっすぐなことがほとんどなのです。パイロットのレタリングペンもまっすぐですね。

この、斜めのペン先がとっても使いやすいのです。線に表情が付くし、スピーディに線幅を変えて文字が書けるし。ペン先はわりと堅めで、ミリペンにありがちな「筆圧かけたら割れちゃうんじゃないの?」という不安感も少ないです。
頻繁にキャップの抜き差ししても軸や手が汚れないし、ホントに優秀。色をつけた感じも、写真で見てやってくださいね。

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仕事でも愛用しています。これはセブンイレブンのメモパッドに書きました(再現)。

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しかし、なぜ「斧型」っていうネーミングなんでしょうね……英語では「カリグラフィ」と書いてあったのに……? ブランドシンボルマークの軍神マルスに合わせてるんでしょうか(合わせてないと思う)。

正式には「0.3-2.0」っていう字幅らしい。キャップには「斧型」の絵が描かれています。

英語のAmazon

Staedtler 308 °C2/Pigment Liner Black Chisel Tip 0.3–2.00 mm
Staedtler 308 °C2/Pigment Liner Black Chisel Tip 0.3–2.00 mm

こちらは日本のAmazon

この項目は、2016年4月30日に旧ブログで公開した記事に加筆修正したものです。
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