図面ケースで場を整える:ステッドラー アートチューブ LGカラー

ステッドラーアートチューブ 03_ファシリテーション文具案内

最近はビジュアルファシリテーションの現場に自分で模造紙を持参するようになってきました。ワークショップで使うアジェンダ、グラウンドルールなどの掲示物ややテンプレートをあらかじめ用意しておけますし、グラフィックレコーディングの場でもタイトルなど描き終えておけば、余裕をもって場を見ておくことができます。「下ごしらえ」と呼んでいますが、この、心の余裕が大切な気がして、いつもものすごい荷物を抱えて動いています。

模造紙を持ち運ぶには製図用の図面ケースが便利です。最初に買ったのはTwitterで話題になったこともある、ダイソーの300円ケースでした。
ただ、これはロックのかかりが少し弱くて、外出先で蓋がすこーん、と抜ける大惨事になったことも一度や二度ではありません。
仕方がないからアジャスター部分をセキスイのスマートカットテープで巻いて、家で紙の保存用となっております。

ダイソー300円図面ケース

ロック部分がしっかりかかる図面ケースを探していたところ、条件に合いそうだったのがこのステッドラーのアートチューブLGカラー」でした。

なぜプロッキーと対比させるのか

見てください。ステッドラーの「あの」鉛筆、ルモグラフのデザインです。

ステッドラーアートチューブ
アートチューブLGカラー
ステッドラー日本公式サイト。文具・製図用品・画材を取扱うドイツの文具メーカーです 。

キャップ部には、マルスヘッドが刻まれており、気分を高めてくれます。

この説明、なんだかよくわからないけど最高です。

見た目のユニークさに注目が行きますが、なかなかどうして性能も優れもの。アジャスターや蓋はしっかりとロックされすぐに外れることはありませんし、六角形は紙とケースの間に隙間ができるので意外と扱いやすいのです。

ステッドラーアートチューブ
ステッドラーアートチューブ

丈夫なので飛行機にもがんがん乗せて(預けのみ)、貨物コンテナの中でスーツケースの間に落ち込んでいても無事だったのですが。出てくる姿はシュールだね……。

ステッドラーアートチューブ
なんて丁寧なんだJAL

余談ですが、保安検査で中身を「模造紙」と申告すると「?」となります。学会などで持ち運ぶ方が多いためか「ポスター」というのがいちばん通りがよいようです。

しかし、なんと先日家で落っことして、アジャスターの部品が割れてしまいました……形あるものは壊れるのですね……次どうしよう。やっぱり同じものかな。こんなデザインなので限定品と思いきや、継続販売されているのがありがたいです。

模造紙の下ごしらえ
下ごしらえをした状態

「下ごしらえ」をどのくらいしておくか、頃合いは場によって違うのでなかなか難しいですが、場を見ながら参加者をお迎えする時間はその後とても役立ちます。そのためにも、図面ケースはオススメです。

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