2021年7月7日に学芸出版社様から発刊される書籍『描いて場をつくるグラフィック・レコーディング :2人から100人までの対話実践』に事例を寄稿させていただきました。ISBNのついた本に著者として名前が入るのが初めてなもので勝手がわかっておりませんが、どうやら出足の初速が大切らしいとは聞いていますのでごひいきのリアル&ネット書店でご予約いただければと思います。
とはいえ、Amazonでの評判やランキングは大事。おかげさまで先日の情報解禁直後、ビジネス企画分野で1位になりました。まだまだよろしくお願いします。
この本はいつも刺激をいただいている有廣悠乃さんの編著によるもので、私の寄稿した第二章ではさまざまな領域でご活躍の皆さんが事例を寄せていらっしゃいます。リアルなプレイヤーのリアルな事例が集まったことで、ある種の「ビジュアルなんちゃらカタログ」の様相をみせています。これは単にいわゆる「界隈」を網羅したということ以上に意味のあることだと考えています。それは、新しい領域や手法との出会いが期待できることです。
ふだん私は「グラフィックレコーディングをする人」としてご紹介いただく機会が多いのですが、そのような場で「興味があって講座に行ってみたのだけれど、なんだか自分には合わないような気がして……」という言葉を最近よく伺うようになりました。でも、そういう方ほど私の描いたものやその場には興味を持っていただけるようなのです。想像するに、ひとくちに「グラフィックレコーディング」といってもさまざまな目的とアプローチがあります。おそらくその話を聴かせてくれる方のニーズは、参加した講座とは合っていなかったのでしょう。それほど、「グラフィックレコーディング」と呼ばれるものが関わる場や目的はさまざまです。この本をきっかけに、自身に合った手法や使いどころに出会う方が一人でも多くなればよいなと思います。
とはいえ、私自身もまだ第二章の共著者の方のテーマをざっと見せていただいた程度。他の章の構成も合わせ、実際の本を手に取るのが楽しみでなりません。当ブログでも、7月7日の発売に合わせこの本を通して考えたことやスキル解説など補稿として段階的に投稿する予定です。
追記
ツールについて補稿をアップしました。