日本ファシリテーション協会(FAJ)岡山サロンの特別例会に参加してきました。

メインファシリテーターは「ザ・ファシリテーター」や「ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49」などの著書で知られる森時彦さん。
これは行かなくては、と新幹線で駆けつけました。
セッションのタイトルは「それとなくファシリテーション」。
「ファシリテーションするぞ!」って気負わず、ふせんなどのツールや話し合いの形式にとらわれず、個人で使える、Facilitativeなコミュニケーションについて考える……という趣旨です。
「それとなく」っていう言葉の選び方からして、すてきすぎ。「さりげなく」とか「どこでも」ではなく、「それとなく」に非常に心惹かれたのは私だけでしょうか(私だけかもしれません)。
そして、森時彦さん……著書のタイトルや経歴からなんとなくアグレッシブなイメージを持っていたのですが、実際お会いしてみるとなんとも柔らかで、エレガントでダンディな方でした。
場をホールドする、流れを作る、その所作がほんとうにエレガントとしか言いようがなく……たぶん、ワーク中から懇親会までかっこいいを連発していた気が。
今回のワーク、森さんは半分くらいしか進め方を決めていなかったそう。
あとは流れを見て……ということだったそうです。
いわゆる名ファシリテーターと呼ばれる方にプログラムデザインについてうかがうとかなりの確率で「あんまり決めてなかった。その場をみて決めようと思った」とおっしゃるんですよね。
私がその境地にたどり着けるのはいつになるやら……(作り込まないと不安なたちです……)。
ちょっとだけ自分メモのスケッチノートを公開します。プロッキーの極細+細字で描いています。
(余談)
実は、このブログのタイトル考えるときに「ファシリテーターの文具箱」というものも当然考えましたが……あまりにパクリっぽいので、没にしましたw 没にしといてよかった。
『ザ・ファシリテーター』シリーズは必読書だと思います。
最新刊は小売り現場が舞台で、コールセンターでやっていた身には染みる。