とある懇親会の席で、なんとなく素朴な疑問が話題にのぼりました。
「ファシリテーショングラフィックに一番いいペンは、やっぱりプロッキーなんでしょうか?」と。
たしかにファシリテーショングラフィック周り(特にFAJ界隈)ではプロッキーがマーカーの代名詞みたいな感じになってますが……。たぶんそれは、名著『ファシリテーション・グラフィック』でオススメ筆記具として上げられているからなんだと思います。
それと、プロッキーは入手のしやすさがダントツという要因もあるかもしれませんね。今度文房具売り場に行かれたら、水性マーカーの棚を見てください。だいたいプロッキー8色入りが売られていて、あとは単色でぼちぼち置いてある、という感じなんじゃないかと思います。
でも、このブログで再々「プロッキーvs紙用マッキー」をご紹介しているように、基本的にはお好みに合わせて選べばいいと私は思います。実際、私も紙用マッキーと使い分けていますし。過去記事をご参考に、ご自身の書き方の癖や好みを考え、最後はバクチしてみてください。笑。


そんな商品選びのご参考に、またまた繋がりによって「寺西化学工業・アクアテック」を試す機会をいただきましたのでご紹介します。にしいさんありがとうございます☆

「?」マークのマジックインキでおなじみの、寺西化学工業。水性マーカーといえばラッションペンというイメージでしたが、ちゃんと水性顔料マーカーもラインナップされていました! 最近「うすだいだい」も出たらしい。グレーがないのが残念。
ややふわふわした感触も感じられるほど、柔らかめで滑りのよい書き味です。発色も鮮やかでクリア。チューリップみたいな軸&キャップのデザインもかわいい。
ただ、少し乾くのが遅いので(目で見てわかります)、早さを求められるグラフィックレコーディングにはあまり向いていないかも。
色のラインナップは(上にも書きましたが)グレーがないことを除けばなかなかのラインナップ。替え芯、補充インクもフルラインナップされていますが、いかんせん売っている店舗が少ないのが最大の難点でしょうか。
ちなみにこのAQATECを貸してくださった方は、「人と同じ(プロッキー)だと取り違えがあるといけないので」という視点で選んでいました。
書き味については書きぐせによって評価が分かれると思いますので、どうぞ興味のある方は借りるなどして、使ってみることをオススメします。10色入りにも「うすだいだい」が入っているからなかなかお得セットなのかもしれませんよ。
全13色そろえたあとの記事はこちらです。
